ツマグロバッタ

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 「ツマグロバッタ」は北海道から九州にかけて分布するバッタ科トノサマバッタ亜科のバッタです。成虫の出現時期は7月から9月で,山間部のやや湿った草原などで見ることができます。
 後脚の関節部分と翅の先端が黒くなっており,それが名前の由来になっています。以前はイナゴの仲間と思われ,「ツマグロイナゴ」と呼ばれていました。現在ではバッタの仲間に変更され,名前も「ツマグロバッタ」になりました。その他には「ツマグロイナゴモドキ」と呼ばれることもあります。

 下の写真は幼虫ですが,一般的には黄緑色をしています。しかし写真の個体は赤褐色をしており,この色のまま成虫になります。バッタの中には,このような色彩変異が時々見られるようです。