ジュッポンオナシカワゲラ

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　「ジュッポンオナシカワゲラ」は北海道から九州にかけて分布するオナシカワゲラ科フサオナシカワゲラ亜科のカワゲラです。成虫の出現時期は３月から６月と９月から１０月で，山地の渓流や河川の上流部の細流で見ることができます。
　体色は黒色で，脚は黄褐色をしており，後胸部の翅の基部が淡色になっています。
　図鑑には「ヤジリオナシカワゲラ種群」には，前胸背板の正中線上に浅くてやや幅の広い溝があると書かれています。写真の個体にも溝がありますが，それが記載されている溝の形状と一致するのかがわかりません。

　和名の「ジュッポン」は，漢字の「十本」からつけられたようですが，「十本」の読み方は「じっぽん」なので，正しくは「ジッポンオナシカワゲラ」だと思われます。しかし図鑑にも「ジュッポンオナシカワゲラ」と記載されているので，こちらの和名を使うことにしました。