「ハナガサギク」は北海道から沖縄にかけて分布するキク目キク科オオハンゴンソウ属の多年草です。本種は北アメリカ原産の帰化植物であり,日本への渡来時期は明治時代中期で鑑賞用として導入され,1955年には帰化が確認されました。
本種は「オオハンゴンソウ」の八重咲き品種です。茎は直立して草丈は0.5mから3mになります。葉は上部では3から5裂し葉柄はありませんが,株では長い葉柄があり,5から7裂し,互生します。花期は7月から10月で,茎先に黄色い花を咲かせます。
本種は「特定外来生物」に指定されており,栽培や種子の保管などが禁止されています。