三隅(さんぐう)の網(あみ)
一隅(いちぐう)我(われ)に来(き)たれ

 主君が民衆の心をつかんで,自分の支配下に呼び集めることを表しています。

 野原で網を四面に張って鳥獣を捕ろうとしている者を見た殷の湯王が,「そんなことをすれば鳥獣の種が尽きてしまう。」と言い,三面の網を取り去らせ一面のみを残した。そして,「左に行きたいものは左に行け,右に行きたいものは右に行け。我が命令を聞けないものは網にはいれ。」と祈らせた。このことによって諸侯の心を得たという故事から生まれた言葉です。