跖(せき)の狗(いぬ)僥(ぎょう)に吠(ほ)ゆ

 「跖」は春秋時代の大盗賊の名前で,「僥」は伝説上の聖天子の名前です。
 跖に飼われている犬は,盗賊の主人には吠えないが,他人であれば聖人の僥にも吠えるという意味です。人が主人に仕えて尽くすのは,必ずしも主人の理非善悪を判断してではないということを表しています。また,悪に味方して賢人を妬むという意味にも使います。