沐猴(もっこう)にして冠(かん)す

 「沐猴」とは猿のことです。
 外見は立派でも内実がそれに伴わない人物を表します。また小人物がふさわしくない任にあたることも表します。

 秦の項羽は,都とするのに相応しい関中の地にいたが,そこを去って故郷に帰りたいと考えていた。それを知ったある者が,「所詮猿が衣冠をつけたような者で,天下を取れるような大人物ではない。」と嘲ったという古事から生まれた言葉です。