「キスネクロハナアブ」はハナアブ科ハナアブ亜科のアブです。成虫は夏から秋にかけて見られ,秋になると比較的多く見られます。分布や生息地などは不明ですが,写真は6月に本州中部の標高600m程度の山地の水辺で撮りました。
本種に似た種類は多く,同定は困難ですが,写真の個体は体色は黒で,腹部には薄く3本の白筋が見られ,触角の第3節がうちわ状になることなどで同定しました。
写真は上から見たものなのでわかりにくいですが,触角の途中がうちわ状になっています。
下の個体は上の個体と印象が違いますが,後脚の脛節と呼ばれる部分が黄色をしているので,本種と同定しました。
写真ではわかりにくいですが,後脚の中間の脛節と呼ばれる部分が黄色をしています。