コオイムシ

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 「コオイムシ」は本州から九州にかけて分布するコオイムシ科コオイムシ亜科の水生昆虫です。成虫の出現時期は5月から10月で,池沼や水田など流れの緩やかな浅い場所で見ることができます。
 体色は黄褐色で扁平であり,水中では尾の先を水面に出して呼吸しています。成虫は小魚やカエル,貝類などに口針を刺して消化液を注入して,その体液を吸います。5月から6月ごろ,雌が雄の背中に卵を産みつけるところから,「コオイムシ」の名前が付けられました。