「ヒメウスバコカゲロウ」はコカゲロウ科フタバカゲロウ亜科ヒメウスバコカゲロウ属のカゲロウです。現在ヒメウスバコカゲロウ属のカゲロウは石垣島で生息している「ヒメウスバコカゲロウ」一種のみですが,本州でも名前が確定していない個体が採集されているそうです。
本種は腹部先端の杷持子と呼ばれる器官の間が平らになることで,ヒメウスバコカゲロウ属であると区別できるようです。
上の写真はピントがかなりずれていますが,同じ個体の腹部先端を写したものです。左の写真の矢印の部分が杷持子(はじし)ですが,これは左右一対あり,その間がほぼ平らになっています。