「チョウセンカマキリ」は本州から沖縄にかけて分布するカマキリ目カマキリ科のカマキリです。成虫の出現時期は8月から11月で,草原や田畑,河川敷など開けた環境で見ることができます。
体色は緑色または褐色で「オオカマキリ」に似ています。見分け方はチョウセンカマキリは前脚の間が橙赤色をしているのに対し,オオカマキリは橙赤色をしていません。しかし写真からは分からないので,頭部前面から同定しました。本種は単に「カマキリ」とも呼ばれます。
上の写真の左がチョウセンカマキリで右がオオカマキリです。複眼の間に3本の縦筋がありますが,中央の縦筋がチョウセンカマキリは太く,オオカマキリは細くなっています。