「ハナグモ」は北海道から沖縄にかけて分布するカニグモ科ハナグモ属のクモです。成虫の出現時期は4月から10月で,草原や林縁部などの葉の上や花の近くで見ることができます。 体色は,雄は頭胸部と脚は赤褐色で腹部の中央部が緑色になり,雌は頭胸部と脚は緑色で腹部は白っぽくなります。また,腹部には褐色の斑紋があります。前脚は長く,左右に伸ばした姿がカニを思わせるところから「カニグモ」と呼ばれています。