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帰れソルレントへ

徳永政太カ 作詞
E.d.クルティス 作曲
歌: 謡子


うるわしの海(うみ)は うつつにも夢(ゆめ)む
君(きみ)の声(こえ)のごと わが胸(むね)をうつ
オレンジの花(はな)は ほのかにも香(かお)り
恋(こい)に嘆(なげ)く子(こ)の 胸(むね)にぞしむよ
あわれ君(きみ)は行(ゆ)き われはただひとり
なつかしの地(ち)にぞ 君(きみ)を待(ま)つのみ
帰(かえ)れよ われを捨(す)つるな
帰(かえ)れソルレントへ かえれよ

ソルレントの海(うみ)は たぐいなき海(うみ)よ
貴(とうと)き宝(たから)を 底(そこ)にうずむや
惑(まど)わしのシレンは 君(きみ)の手(て)をとりて
いと甘(あま)き声(こえ)に 君(きみ)を誘(さそ)うよ
あわれ君(きみ)は行(ゆ)き われはただひとり
なつかしの地(ち)にぞ 君(きみ)を待(ま)つのみ
帰(かえ)れよ われを捨(す)つるな
帰(かえ)れソルレントへ かえれよ