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四季の雨
作詞・作曲者不詳
歌: めろう
1
降(ふ)るとも見(み)えじ 春(はる)の雨(あめ),
水(みず)に輪(わ)をかく 波(なみ)なくば,
けぶるとばかり 思(おも)わせて。
降(ふ)るとも見(み)えじ 春(はる)の雨(あめ)。
2
俄(にわか)に過(す)ぐる 夏(なつ)の雨(あめ),
物干(ものほ)し竿(ざお)に 白露(しらつゆ)を,
名残(なごり)としばし 走(はし)らせて。
俄(にわか)に過(す)ぐる 夏(なつ)の雨(あめ)。
3
おりおりそそぐ 秋(あき)の雨(あめ),
木(こ)の葉(は)木(こ)の実(み)を 野(の)に山(やま)に,
色(いろ)様々(さまざま)に 染(そ)めなして。
おりおりそそぐ 秋(あき)の雨(あめ)。
4
聞(き)くだに寒(さむ)き 冬(ふゆ)の雨(あめ),
窓(まど)の小笹(おざさ)に さやさやと,
更行(ふけゆ)く夜半(よわ)を おとずれて。
聞(き)くだに寒(さむ)き 冬(ふゆ)の雨(あめ)。