「スイセン」は地中海沿岸地域からアフリカ北部が原産のキジカクシ目ヒガンバナ科スイセン属の球根性の多年草です。日本への渡来時期は不明ですが,平安時代末期には渡来しており,各地で栽培されている他,本州以南の暖かい海岸近くで野生化したものがあります。 本種は秋から初夏にかけて生長し,夏には枯れて休眠します。花期は3月から4月で,白や黄色の花を咲かせます。有毒植物であり,誤って口にすると中毒症状を起こし,場合によっては死亡することもあるそうです。