シャク

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　「シャク」は北海道から九州にかけて分布するセリ目セリ科の多年草です。山地の谷間や林内のやや湿った場所などに生育し，草丈は８０ｃｍから１４０ｃｍ程度になります。
　茎は直立し，上部で分枝します。葉は羽状に細かく裂け，ニンジンのような形をしています。花期は５月から６月で，茎頂または枝の先端に複散形花序を作り，白い小さな花を傘状に多数咲かせます。
　本種は若芽の頃は茎や葉を山菜として食用し，根は食用のほか生薬として食欲不振や咳のときに服用します。