「オニシバリ」は東北地方南部から九州にかけて分布するアオイ目ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木です。落葉寿林内などに生育し,樹高は1.5mくらいで,2月から4月頃に葉のつけ根部分に淡黄緑色の花を多数の花を咲かせます。 葉は常緑ですが,7月から8月頃に葉を落とし,8月から9月頃に新しい葉と蕾をつけます。そのため「ナツボウズ」の別名があります。樹皮は強靱で,この樹皮で鬼を縛っても切れないという意味で「オニシバリ」の名が付いたといわれています。