ウラシマソウ

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 「ウラシマソウ」は北海道南部から九州にかけて分布するオモダカ目サトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草です。明るい林縁や林内などで見ることができ,地下に球茎を形成して周囲に子球をつけます。
 葉は通常一枚で,11枚から17枚程度の小葉を鳥足状につけます。花期は3月から5月で,大型の仏炎苞に囲まれた肉穂花序をつけます。仏炎苞は通常,紫褐色でそこから付属体を長く伸ばします。名前の由来は,この長く伸びた付属体を浦島太郎の持っている釣り竿に見立てて付けられました。