「カサスゲ」は北海道から九州にかけて分布するイネ目カヤツリグサ科スゲ属の多年草です。湿地や池沼の浅いところなどに生育ますが,地下茎で増えて群生します。 草丈は1mくらいになり,4月から7月に花茎を伸ばして花を咲かせます。花は上部に雄小穂が付き,その下に数個の雌小穂をやや斜めにつけます。昔から菅笠(すげがさ)などの材料に利用され,それが名前の由来になっています。