「コハコベ」は北海道から沖縄にかけて分布するナデシコ目ナデシコ科ハコベ属の越年草です。ヨーロッパ原産の帰化植物であり,水田の畦や休耕田,道端などいたる所で見ることができ,茎は地を這って分枝して伸び,上部は斜上して高さ10cmから20cmくらいになります。
葉は卵形から長卵形で先が尖っています。花期は3月から9月で,白色の小さな花をたくさん咲かせます。花弁は5枚ですが,見た目は10枚に見えます。「ミドリハコベ」に似ていますが,ミドリハコベの茎が緑色なのに対し,本種は暗紫色をしていることで見分けることができます。
茎は暗紫色をしています。