「オオケタネツケバナ」は本州の近畿地方以北の日本海側に分布するアブラナ目アブラナ科タネツケバナ属の多年草です。川辺や湿った林床などで見ることができ,草丈20cmから50cmくらいになります。
茎は直立し,一般には毛が生えています。葉は羽状複葉で,頂小葉は側小葉よりはるかに大きく,側小葉は2対から5対あり,切れ込みがあります。花期は3月から6月で,茎の先端に総状花序をつけ白い花を多数咲かせます。本種は「オオバタネツケバナ」に似ていますが,オオバタネツケバナより大きく,側小葉に切れ込みがあることで見分けることができます。
→オオバタネツケバナ
本種は「オオバタネツバナ」に似ていますが,オオバタネツケバナの側小葉の縁は滑らかですが,本種は切れ込みがあります。