ナガミヒナゲシ

トップ > キンポウゲ目 > ケシ科 > ケシ属

 「ナガミヒナゲシ」は北海道から九州にかけて分布するケシ目ケシ科ケシ属の一年草です。地中海から中欧が原産で,日本では1961年に東京で確認されました。
 アルカリ性土壌を好むためコンクリートによってアルカリ化した路傍などに繁殖するほか,畑地や牧草地でも見ることができます。草丈は15cmから60cmくらいになり,茎には剛毛が生え,葉は細かく切れ込みます。花期は4月から5月で,紅色からオレンジ色の4弁の花を咲かせます。本種はアヘンの原料となるアルカロイドを含んでおらす,規制はされていません。