ヒゲナガスズメノチャヒキ

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 「ヒゲナガスズメノチャヒキ」は北海道から九州にかけて分布するイネ目イネ科スズメノチャヒキ属の一年草から二年草です。ヨーロッパ原産で日本には大正時代の初めに渡来し,現在では道端や荒れ地などに生育します。
 茎は直立して叢生し,草丈は40cmから60cm程度になります。葉は両面に白色の軟毛が密生します。花期は5月で,花序は節ごとに2個から5個の枝を半輪生状に出し,枝先に1個から2個の小穂を垂れ下がるようにつけます。小穂は6個から8個の小花からなり,それぞれの小花から長い芒を出すことが,名前の由来になりました。