「オニウシノケグサ」は北海道から九州にかけて分布するイネ目イネ科ウシノケグサ属の多年草です。ヨーロッパ原産の帰化植物であり,日本には1905年に牧草や砂防用,法面緑化用として導入され,現在では道端や草地などで普通に見ることができます。 茎は叢生して,草丈50cmから2m程度になります。花期は5月から8月で,茎の先に円錐花序を出し,節から2個の枝を伸ばして,その先に数個の小穂をつけます。小穂は楕円形から長楕円形で,やや紫色を帯びます。