キレハイヌガラシ

トップ > アブラナ目 > アブラナ科 > イヌガラシ属

 「キレハイヌガラシ」は北海道から九州にかけて分布するアブラナ目アブラナ科イヌガラシ属の多年草です。ヨーロッパ原産であり,1963年に神奈川県で帰化が確認されましたが,それ以前から北海道では「ヤチイヌガラシ」の名前で知られていました。
 水田の畦や休耕田,用水路や河川敷などいたるところで見ることができ,草丈は30cmから60cm程度になります。茎は直立または斜上してよく分枝します。葉は羽状に深裂しますが形には大きな変異があります。花期は4月から7月で,茎頂に総状花序をつけ,小さな黄色い花を咲かせます。