「コウヤマキ」は東北地方南部から九州にかけて分布するマツ目コウヤマキ科コウヤマキ属の常緑高木です。日本固有種であり,山地の岩尾根などに生育するほか観賞用として各地で植栽され,材木としても利用されています。 樹高は30m以上になり,樹形は狭円錐形をしています。樹皮は灰褐色で縦に裂けます。葉は線形で長さは6cmから12cm程度になり,柔らかく触れても痛くありません。花期は3月から5月で,雌雄同株で雄花は長枝の先端につき,雌花は長枝の先に1個から2個つきます。