「ウチワノキ」はシソ目モクセイ科ウチワノキ属の落葉低木です。朝鮮半島原産であり,日本には昭和初期に渡来し,現在では観賞用として各地で植栽されています。 樹高は0.5mから1m程度で,樹皮は褐色で縦に裂けて剥がれます。葉は卵形または楕円形で,全縁で対生します。花期は2月から4月で,レンギョウに似た白い花を咲かせます。花後にできる実の形がうちわに似ていることが名前の由来になっていますが,「シロバナレンギョウ」の別名があります。