「ヒメノキシノブ」は北海道から沖縄にかけて分布するウラボシ目ウラボシ科ノキシノブ属の常緑性のシダ植物です。山地の樹上や岩上に根茎を這わせ,葉身の長さは3cmから10cmくらいになります。 葉身は線形で光沢はなく,先端が円頭から鈍頭をしています。歯の上部にソーラスと呼ばれる胞子嚢群をつけますが,その数は多くても10個以内になります。本種は「ノキシノブ」より小さいことから「ヒメノキシノブ」と名付けられました。