「コウヨウザン」は中国南部原産のマツ目ヒノキ科コウヨウザン属の常緑針葉樹です。生長が早く,中国で広く栽培されており,日本には江戸時代後期に渡来しました。 樹形は円錐形で,樹皮はスギに似て縦に裂けます。葉は線状被針形で光沢があり,互生します。花期は4月頃で,雌花は淡紅色の楕円形をしており,雄花は黄褐色で枝先に複数個つけます。本種は生長が早いため,材の密度が低く,日本では材木として使われることはあまりありません。