「ヒイラギナンテンモドキ」は北アメリカ原産のキンポウゲ科クサントリザ属の多年生草本です。日本への渡来時期は不明で,日本ではまだ一般的な植物ではありません。
草丈は40cmから90cm程度で,直立して分枝し,木質化します。葉は奇数羽状複葉で,小葉は先の尖った卵形で鋸歯があります。花期は4月から5月で,茎の上部に円錐花序をつけ,細長く枝垂れる花序枝に暗紫色の花を多数咲かせます。花弁に見えるのは萼片です。本種は「ヒイラギナンテン」に似ていないため,属名をそのまま名前にして「クサントリザ」とも呼ばれます。
→ヒイラギナンテン