「イッポンワラビ」は北海道から本州にかけて分布するウラボシ目イワデンダ科シケチシダ属の夏緑性のシダです。やや寒冷で湿った山地の林床などに生育し,葉身は30cmから50cm程度になります。 根茎は短く匍匐し,やや密に葉をつけます。葉身は三角状広楕円形で,3回羽状に深裂します。本種は「アブラコゴミ」の名前で山菜として知られています。
本種の最下羽片の第一小羽片は,極端に小さいのが特徴です。(左の写真の赤丸部分)