アサノハカエデ

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 「アサノハカエデ」は東北地方南部から四国にかけて分布するムクロジ目ムクロジ科カエデ属の落葉小高木です。山地の林縁や谷間,高地の沢沿いなどで見られ,樹高は5mから10m程度になります。
 葉は掌状に5から7裂し,縁には重鋸歯があります。葉脈は凹み,全体に筋としわが目立ちます。花期は5月から6月で,雌雄異株であり,雄花序は束状で7個から10個の花を下垂します。雌花序は散房状で10個程度の花を咲かせます。名前は葉のしわが「アサ」の葉に似ていることが由来になっています。