「スズラン」は北海道から九州にかけて分布するキジカクシ目キジカクシ科スズラン属の多年草です。涼しい場所を好み,高地の草地や林下などに群生し,草丈は20cmから35cm程度になります。
葉は地際から2枚から3枚伸ばし,長楕円形で先端が尖ります。花期は4月から6月で,葉の側面から花茎を伸ばし,葉よりも低い位置で花を咲かせます。花は白い小さな壺型をしており,数個の花をさせます。本種は有毒植物であり,摂取すると頭痛や血圧低下,心臓麻痺などを起こし,死に至る場合もあります。
下の写真は,上の写真を撮ってから一週間ほど経ってから,同じ場所で撮ったものです。