「グンバイナズナ」は中央アジア原産のアブラナ目アブラナ科グンバイナズナ属の越年草です。日本へは江戸時代に渡来したとされ,麦畑などの農耕地の周辺に生育し,草丈は10cmから60cm程度になります。
茎は直立し,上部で分岐します。葉は狭卵形で縁には鋸歯があり,互生します。花期は4月から6月で,茎の先に穂状花序をつけ,白い4弁花を咲かせながら伸張します。花後には扁平な軍配上の果実をつけます。
本種の原産は,ヨーロッパや北アメリカなどと記されているものもありますが,私の持っている全国農村教育協会の「日本帰化植物写真図鑑」では中央アジア原産となっているので,それに従って表記しました。