「オオイタヤメイゲツ」は東北地方南部から四国にかけて分布するムクロジ目ムクロジ科カエデ属の落葉高木です。山地の尾根などの日当たりの良い場所に生育し,樹高は10mから15mになります。 幹は直立し,樹皮は灰褐色で平滑で,成木になると浅く裂けます。葉は掌状に9列から11裂し,対生します。花期は5月から6月で,枝先から複散房花序をつけ,紅色の花を10個から20個咲かせます。
本種は「ハウチワカエデ」などと似ていますが,ハウチワカエデの葉柄に毛が生えていますが,本種の葉柄には毛がはえていません。