「リキュウバイ」は中国原産のバラ目バラ科エクソコルダ属の落葉低木です。日本への渡来時期は明治時代末期で,庭木や公園樹として植栽されてきました。 幹は根元から分岐し,株立ち状になることがあり,樹高は2mから4m程度になります。葉は長楕円形で互生し,葉先の縁に鋸歯があるものもあります。花期は4月から6月で,枝先に円錐状に集まって,白い5弁の花を咲かせます。本種は茶花としてよく利用されるので,千利休にちなんで「リキュウバイ」と名付けられたといわれています。また本種は「バイカシモツケ」「ウメザキウツギ」「マルバヤナギザクラ」などの別名があります。