「チョウジソウ」は北海道から九州にかけて分布するリンドウ目キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草です。川岸の湿った草地や湿地などに自生し,5月頃に藤色の花を咲かせます。 全体にアルカノイドを含み有毒植物です。名前の由来は,花を横から見ると「丁」の字をしているからとか,「丁字(ちょうじ)」という植物に似ているからとか諸説あるようです。 昔はいたる所で見ることができる普通種でしたが,現在では環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。