ヒレハリソウ

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 「ヒレハリソウ」はヨーロッパから西アジア原産のムラサキ目ムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草です。コンフリーという名前でも知られ,日本には明治時代に家畜の飼料や食用として栽培され始めました。
 草丈は50cmから90cm程度になり,全体に短い毛が生えています。根生葉は大きく長い柄があり,茎葉は卵状披針形で先が尖り,互生します。花期は5月から7月で,枝先に集散花序をつけ,淡青色の筒状花を多数咲かせます。
 ヨーロッパでは根や葉を抗炎症薬や骨折の治療薬として使用され,日本では葉を天ぷらなどにして食べられていました。しかし最近肝機能障害を起こす毒性があることがわかり,厚生労働省から摂取を控えるように通達が出ています。

 ↓下は根生葉の写真です。根生葉には長い葉柄があります。