クララ
「クララ」は本州から九州にかけて分布するマメ目マメ科エンジュ属の多年草です。日当たりのよい草原などに自生しますが,近年その数が減り絶滅危惧種に指定する県が増えてきました。
草丈50cmから150cmくらいになり,6月から7月頃に茎の先に黄白色の花を多数咲かせます。有毒植物であり生薬に利用されますが,量を間違えると大脳の麻痺を引き起こし,呼吸困難になることもあります。
名前は外来語のようにも思えますが,日本語であり,根を噛むとくらくらするほど苦いところから「眩草(くららぐさ)」と呼ばれ,それから「クララ」と呼ばれるようになりました。