エゾノギシギシ

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 「エゾノギシギシ」は北海道から九州にかけて分布するナデシコ目タデ科ギシギシ属の多年草です。ヨーロッパ原産であり,日本には明治時代中期に渡来したと言われ,1909年に北海道で帰化が確認されました。現在では道ばたや荒れ地などで見ることができ,草丈50cmから120cm程度になります。
 茎は直立し,しばしば赤みを帯びます。葉は卵状楕円形から長楕円形で,縁は細かく波打ちます。花期は6月から8月で,茎の上部に総状花序をつけ淡緑色の小さな花を輪生状につけます。本種は「ヒロハギシギシ」とも呼ばれます。