「オニノヤガラ」は北海道から九州にかけて分布するキジカクシ目ラン科オニノヤガラ属の多年草です。本種は腐生植物であり,葉緑素を持たず光合成を行いません。養分はナラタケなどの菌に寄生して得ています。 葉はなく茎は直立して,草丈40cmから1mくらいになります。花期は6月から7月で,薄緑色の花を茎の先端に多数つけ,下のほうから順に咲かせます。 名前の由来は直立する茎を鬼が用いた弓の矢に見立ててつけられました。 →シロテンマ
花を拡大した写真です。