「ムシトリナデシコ」は北海道から沖縄にかけて分布するナデシコ目ナデシコ科マンテマ属の越年草です。ヨーロッパ原産の帰化植物であり,日本には江戸時代に観賞用として移入されました。 草丈は30cmから60cmになり,葉は卵形で対生し,基部は茎を抱きます。花期は5月から6月で紅色の花を密に咲かせます。茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり,そこに虫が付着してしまうことが名前の由来になっています。