「ヤブガラシ」は北海道から沖縄にかけて分布するブドウ目ブドウ科ヤブガラシ属の多年草です。つる植物で道端や林縁,荒れ地などに生え,周囲にあるものに巻き付き,伸びていきます。
葉は5小葉からなり,小葉は先の尖った卵形で縁には鋸歯があります。花期は6月から9月で,散房状の集散花序をつけ,薄緑色の花を次々に咲かせます。花は半日ほどで散ってしまい,橙色の「花盤」と呼ばれる部分が残ります。繁殖力が旺盛で藪を覆って枯らしてしまうところから「藪枯(やぶがらし)」の名前がつきました。
緑色のものはつぼみであり,ピンク色のものは花弁などが散った後の「花盤」と呼ばれるものです。
葉は5枚の小葉からなります。