「オオキンケイギク」は北海道から沖縄にかけて分布するキク目キク科ハルシャギク属の多年草です。河川敷や道端などで生育し,草丈30cmから70cmになります。茎は束生し,根生葉は3〜5裂しますが,上部の葉は分裂せず粗い毛があります。花期は5月から7月で茎の先にオレンジ色の花を咲かせます。
北アメリカ原産の帰化植物であり,日本には鑑賞目的で移入されました。繁殖力が強く,荒れ地でも生育できるため,河川敷や道端などの緑化に利用されてきました。しかし,カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与えるため,2006年に特定外来生物に指定されました。現在では栽培や植栽が禁止されています。