「ハナトラノオ」はカナダ原産のシソ目シソ科カクトラノオ属の多年草です。日本には明治時代末に観賞用として移入され,各地で栽培されていますが,一部で野生化したものが見られます。 茎は地下茎から直立して草丈1mから1.5m程度になります。葉は被針形から長楕円形で縁には鋸歯があり,対生します。花期は7月から10月で,茎の先端に花穗をつけ,濃桃色から白色の唇形の花を4列咲かせます。本種は「カクトラノオ」とも呼ばれます。