「カナリークサヨシ」は北海道から九州にかけて分布するイネ目イネ科クサヨシ属の一年草です。地中海沿岸域が原産であり,日本には江戸時代にカナリヤの餌用として渡来し,逸脱したものが帰化しました。現在では道端や人家周辺の草地などで見られます。 草丈は30cmから120cm程度になり,叢生します。花期は6月から7月で,茎頂に短い円錐形の花序を1つつけ,小穂が密生します。小穂は緑白色ですが緑色の縦筋があるのが特徴です。