「オオチドメ」は北海道から九州二かけて分布するセリ目ウコギ科チドメグサ属の多年草です。山野の草地や道端などに生育し,草丈は10cmから20cm程度になります。
茎は匍匐して広がり,群生します。葉は腎円形で光沢があり,葉柄を囲むように広がり,葉の一部が重なる傾向があります。花期は6月から10月で,葉腋から長い花柄を伸ばし,球状の散形花序を出し,淡緑白色の花を咲かせます。
→チドメグサ
本種は葉の一部が重なる傾向があることで,「チドメグサ」と見分けることができます。
また本種の花は葉の上で咲きますが,チドメグサは葉よりも下で咲きます。