ナスノヒオウギアヤメ

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　「ナスノヒオウギアヤメ」は「ヒオウギアヤメ」の変種とされ，栃木県の那須高原周辺に分布するキジカクシ目アヤメ科アヤメ属の多年草です。
　湿地などに生育し，葉は長く扇状に広がります。花期は５月から６月で，青紫色の花を咲かせます。花はヒオウギアヤメと比べ，全体に大型で，外花被片の幅が広くなります。また内花被片はアヤメと比べると短く，へら形をしています。

　左が「ナスノヒオウギアヤメ」で右が「ヒオウギアヤメ」です。外花被片（外側の枝垂れている大きな花弁）の幅は，本種が広く，内花被片（中央の立ち上がっている花弁）は本種が短くなっています。