「カッコウチョロギ」はヨーロッパ原産のシソ目シソ科イヌゴマ属の多年草です。日本への渡来時期は不明ですが,観賞用として各地で植栽されています。 茎は直立し,その断面は四角形で,草丈は30cmから70cmになります。葉は楕円形から長楕円形で,縁には鋸歯があり,対生します。花期は6月から9月で,茎先に穂状花序をつけ,淡紅色の唇形の花を多数咲かせます。 本種の葉を乾燥させたものを生薬(頭痛・鎮痛など)にしたり,染料の原料にしたりしていました。