ヨモギギク
「ヨモギギク」はヨーロッパからシベリア原産のキク目キク科ヨモギギク属の多年草です。日本への渡来時期は明治時代初期で,現在では観賞用として各地で植栽されるほか,駆虫剤として使用されることもあります。
茎は硬く,直立し,草丈は50cmから150cmになります。葉は10対ほどの奇数羽状複葉で,小葉の縁は浅裂します。花期は7月から9月で,茎先に散房花序をつけ,黄色い筒状花のみの頭花を多数咲かせます。昔はハーブとして使用されましたが,有毒であるため現在では使われなくなりました。本種は「タンジー」とも呼ばれます。