イヌホオズキ

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 「イヌホオズキ」は北海道から沖縄にかけて分布するナス目ナス科ナス属の一年草です。古い時代に帰化した植物で,今では田の畦や野原などに繁茂しています。
 草丈は30cmから60cmになり,葉は卵形から広卵形で,縁は全縁または粗い波形の鋸歯があります。花期は8月から10月で,ナスの花に似た白い花を咲かせます。花後,黒い果実を付けますが有毒で摂取すると嘔吐下痢をおこします。別名バカナスとも呼ばれ,ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから名付けられたという説があります。

 上の葉は前縁で,下の葉には粗い波形の鋸歯が見られます。